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パラソル句会

Author:パラソル句会
パラソル句会は、50歳までを対象とした若い世代の句会です。指導は西村和子先生から井出野浩貴さんに引き継がれましたが、変わらず毎月第2土曜日の午後に池袋近辺の会場で句会をしています。また、偶数月はインターネット句会を楽しんでいます。お気軽にお問合せください。

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句会(2018年11月)
11月10日(土)の句会の様子をご報告します。
今回は欠席投句の数が多かったのですが、
少ない出席者で初冬の句を楽しみました。

参加者の一句
朴落葉すでに大地の色なせり  浩貴
立冬や舗装の罅に雨残り  佳世子
風邪心地小鍋に粥を焦がしけり  哲二
昨夜よりの小雨のぬるく冬に入る  林檎
炉開や熾し火の輪の幾重にも  千晴
口論になりかけしとき桐一葉  紀子
足交差しつつ仰臥の枯蟷螂  徳将
嫌はれて生き長らへて秋の蚊よ  優美子
冬晴や富士山見ゆる曲り角  礼美
トランポリン髪も弾みて天高し  志帆
星月夜案内せし人見送りて  玲子
蟷螂の重たき腹に草撓む  あき子
参拝のついでが見入り菊花展  真理子


次回は 12月8日(土)13時半~
豊島区男女平等センターエポック10 第1研修室

いつもより30分早いのでご注意ください。

吟行の日にちが決まりました。
11月18日(日)13時 新宿御苑 新宿門集合
みなさんの参加をお待ちしています。



句会 | 21:38:50 | トラックバック(0) | コメント(0)
次回は11月10日(土)です
早いもので、明日は立冬。
今月の句会が迫っていますので、準備をお願いします。

11月10日(土)14時~
豊島区男女平等センター エポック10 第1研修室


欠席投句も受け付けています。

お知らせ | 17:45:47 | トラックバック(0) | コメント(0)
第46回インターネット句会特選句について
インターネット句会の特選句について、
飯干ゆかりさんが鑑賞を書いてくださいました。

秋蝶の羽ひとつ欠け子規の庭  林檎
晩年の子規を秋蝶の姿に合わせて見ることができる。
その羽の一部欠けても、懸命に生きようとしているひたむきさが伝わる。

はらからを踏み越えて散る子蟷螂  麗加
蟷螂の幼虫はそのころから肉食で、共食いをすることもあるという。
生まれたときから生存競争にさらされている蟷螂。
あの小さい子カマキリの姿から、生きる力があふれている。

底紅や蔵の錠前さびつきて  真理子
底紅とは木槿のことで、周りでよく見かける初秋の花である。
蔵の白さと底紅の白の奥の紅の対比。さびついた錠前にその歴史を感じる。

をちこちの玻璃戸を鳴らす野分かな   真理子
今年も各地で台風による突風の被害がもたらされた。
強風にあちらこちらのガラス戸が音を立てている。
自然の猛威を前にして、玻璃戸の中の作者の心情も汲み取れる。

身に入むや子規の使ひし体温計  真理子
子規庵での吟行句であろうか。遺品のひとつの体温計。
没後百年以上経ても、まさに人間としての子規の息遣いがわかる。
「身に入む」の季語が、病床にあった晩年の子規の姿を思い浮かばせる。



インターネット句会 | 14:04:54 | トラックバック(0) | コメント(0)
第46回インターネット句会(2018年10月)
10月のインターネット句会の結果をお知らせします。
今回は、15名参加、投句は131句でした。

井出野浩貴選
特選句

秋蝶の羽ひとつ欠け子規の庭    林檎
はらからを踏み越えて散る子蟷螂  麗加
底紅や蔵の錠前さびつきて     真理子 
をちこちの玻璃戸を鳴らす野分かな 真理子   
身に入むや子規の使ひし体温計   真理子   
入選句
爽やかや目の覚めてまづ伸びをして 味千代
秋澄むや雲まで映す水溜まり    あき子

冷んやりとしている秋の雨の後、空の様子を映しだす鏡のようだ。
汚れるからやめてーと言いたくなるが、子は水溜りを飛び越えられるかと喜び遊ぶ。(礼美)
縁台の朽ち鶏頭のさかりかな    林檎
秋灯をゆつくり廻す観覧車     志奈
そこに咲く誰が決めたか曼殊沙華  睡
ぎこちなき律の筆跡秋湿      真理子  

正岡子規の妹の律は、子規が病に倒れてから亡くなるまで献身的に看病したことで知られている。
冷え冷えとして湿った感じの「秋湿」という季語と、「ぎこちない」律の筆跡がしっくりくる。
子規が亡くなったのもこの時期、やるせない律の気持ちも推し量ることができる。(あき子) 
抱き上ぐる子の温もりよそぞろ寒  あき子
子の体温を暑いと感じる季節から温もりと感じる季節への転換点を「そぞろ寒」で実感のある表現に。(睡)
秋の日やジーンズにつく畳屑    麗加
雨漏りの犬小屋直し柿日和     紀子

庭に犬小屋と柿の木。小説や漫画に出てくるようなこんな普通の暮らしも珍しく感じられるようになってしまった。
少なくとも私の生活圏に犬小屋は見かけない。
作者の暮らしぶりが伺われる内容がすっきりと詠みあげられている。〈林檎)
新米や試合の朝の塩むすび     ゆかり
赤い羽根シスターによく似合ひたる 紀子
秋灯や枡目はみ出す律の文字    真理子
独り身の酔ふばかりなる無月かな  依子       
退職を人伝てに聞き花木槿     志奈

夏から秋にかけての長い日数を咲き続ける木槿の花。
また、その花は朝に開き、夜はしぼむことから、人の栄華はかなさに喩えられる花でもある。
退職された方の退職理由こそ語られはしていないが、その不在をずっと気にかけていた作者にとって、或る日人伝てに聞いた退職の報は、きっとあわれを感じるものであったのであろう。(依子)
車椅子ゆつくりと押す秋日和    礼美
一切の風を拒まず芭蕉の葉     志奈
星月夜ビルのはざまの猫の道    栄子

美しく輝く星空の明るさも、ビルの狭間までは届かないだろう。
その狭間の、さらに猫の道とくれば尚更。
美しく広がる夜空から、視点がどんどん下がっていくところ、同時に景も狭まっていく展開が面白い。
暗いところから見上げる方が、星空はより美しい。(麗加)
来賓の翁居眠り運動会       麻美
虫の音のひときは高し生家跡    麗加
運動会紅組変な応援歌       礼美 
紫蘇の穂や母の小言を聞く如し   依子
へちま棚見んと片膝立てて座し   真理子
自転車の錆びゆくままに秋の雨   紅歳
こほろぎと階降るる夕べかな    香奈子 


互選で人気の句もご紹介します。
秋暑し母親業に休みなし      あき子
太刀魚の研がぬ包丁はね返し    睡
新米を積み助手席は久しぶり    栄子
流星のひとつは海へ消えゆけり   依子
天高し第一稿を師に託し      林檎


次回の締め切りは12月5日です。
早いもので今年の納め句座となりますので、ぜひ投句をお願いいたします。

インターネット句会 | 22:41:25 | トラックバック(0) | コメント(0)
10周年句会(2018年10月)
10月13日(土)は、パラソル句会の10周年の句会でした。
パラソル句会の生みの親である西村和子先生にご指導いただきました。
宮崎や富山、群馬など遠方の方も参加してくださり、
また、お子さん連れの方も3人いらっしゃって、にぎやかな句会となりました。
当日の様子は、角川『俳句』に掲載してくださる予定ですので、
詳しくはまたお知らせします。

参加者の一句
子育ての日々は短し秋日傘  和子
亡き人の薬を捨つる夜寒かな  浩貴
指差して子に教へたる鰯雲  礼美
我よりもあとに寝る子や夜の長し  佳世子
土曜日の湯呑みを三つ涼新た  栄子
交番のランプの赤き夜寒かな  ゆかり
本番は練習以上秋高し   玲子
木犀の香の吹き抜ける薬医門  志帆
太腿の日に照らされて運動会  章子
洋梨を剝きをる母の背まろし   千穂
椅子席の臨月の母運動会  実代
置き場なきものたまりゆく秋時雨  哲二
向かひ合ひ無言のままの夜業かな   千晴
軟膏を指に塗り込め夜寒かな   林檎
悔いなしと言へぬ日々とて天高し  優美子
園児らの靴にぎやかや秋の蝶   ひより
父母の後に続けよ蝗捕り   あき子
行楽に置いてきぼりの案山子かな  紀子
葬送の讃美歌響く星月夜   味千代
秋うらら吾子のカメラをちよと借りて  真理子


次回は  11月10日(土) 14時~
   豊島区男女平等センターエポック10 研修室1
 ですので
よろしくお願いいたします。

句会 | 22:31:46 | トラックバック(0) | コメント(4)
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