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パラソル句会

Author:パラソル句会
パラソル句会は、50歳までを対象とした若い世代の句会です。指導は西村和子先生から井出野浩貴さんに引き継がれましたが、変わらず毎月第2土曜日の午後に池袋近辺の会場で句会をしています。また、偶数月はインターネット句会を楽しんでいます。お気軽にお問合せください。

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合同句集『海へ』リレー鑑賞(16) 國領麻美の句から
3月19日に出版した合同句集『海へ』には、36名が20句ずつ寄せていますので、
リレー形式で仲間の1句を紹介しています。
今回は國領麻美さんの句を黒岩徳将さんが鑑賞しました。

筆記具はポケット受験生手ぶら  麻美

試験の朝が来た。

「筆箱はちゃんと持った?」
「いらないよ。試験中は机に筆箱置けないし。鉛筆とシャーペンと消しゴムだけでいい。」
「だからってポケットに入れることはないでしょ。」
「いいんだよ忘れないから。」
「まったく……がんばっといで!」

寒々としたいくつもの机の上に並ぶのはきっと、
筆記具と、受験票と、ポケットティッシュと、答案用紙だけだ。
(会場によっては目薬なども許されているかもしれない。)

句末が「手ぶら」。明るい。
一大イベントに対しての、母(父)と子の緊張感の落差が、生活の詩を生み出す。

親も受験を経験した可能性が高いと考えると、
子へむけられた眼差しは、親自身の遠い記憶と濃く繋がる。

中間切れによって作られた、ゆりかごのようなリズムが気もちいい。
「鉛筆はポケット」「消しゴムはポケット」では駄目で、
「筆記具はポケット」に完全なリアリティがある。
(鉛筆は尖っていてキャップもされているかもしれない。)

HBの鉛筆を握りしめて、HB(ハートビート)を深呼吸で落ち着けよう。
いや、もう落ち着いているか。
出発だ!(黒岩徳将)

次回は、小山良枝さんの句を國領麻美さんが鑑賞します。

リレー鑑賞 | 20:13:36 | トラックバック(0) | コメント(0)
8月5日が締め切りです
8月になりました。
この暑さで、早くも夏バテしそうです。
インターネット句会に参加のみなさまは、5日が締切です。
よろしくお願いいたします。


お知らせ | 09:16:57 | トラックバック(0) | コメント(0)
合同句集『海へ』 リレー鑑賞(15) 黒岩徳将の句から
3月19日に出版した合同句集『海へ』には、36名が20句ずつ寄せていますので、
リレー形式で仲間の1句を紹介しています。
今回は黒岩徳将さんの句を菊池美星さんが鑑賞しました。

触れやうとすれば桃の毛光りけり 徳将

何かに心が留まった時、人はそのものに触れようとする。
うまそうな桃に触れようとした瞬間、桃の毛に気が付いた。
これはスーパーに並んだ桃ではなくて、桃狩りの場面だと思う。
桃の毛は動物や昆虫と同じく身を守るためにあり、
新鮮なほどチクチクしていると聞いたことがあるからだ。
桃の毛は産毛程度だが、こちらのもぎ取ろうとする意志を知ってか、
一瞬光ったように感じた。

光らせたのは桃自身の力ではなく、もちらん作者の心であるが、
ひょっとしたら桃にもそんな小さな抵抗心があるのではと感じた。
また、何かを手に入れるときの一瞬の躊躇いなど、
作者の心がたくさん感じ取れた。(菊池美星)

次回はさ國領麻美さんの句を黒岩徳将さんが鑑賞します。

リレー鑑賞 | 22:07:02 | トラックバック(0) | コメント(0)
合同句集『海へ』 リレー鑑賞(14) 菊池美星の句から
3月19日に出版した合同句集『海へ』には、36名が20句ずつ寄せていますので、
リレー形式で仲間の1句を紹介しています。
今回は菊池美星さんの句を巫依子さんが鑑賞しました。

乳呑み児の丈夫なげつぷ年新た  美星

新生児の赤ちゃんは、おっぱいやミルクを飲むのがまだ上手ではなく、飲む量を自分で調節することができないので、ゴクゴクと勢いよく飲んでしまう。
その為、授乳の時に空気も一緒に飲み込んでしまうようで、そのままにしていると、赤ちゃんがちょっと体を動かした時などに、空気が外へ出るのと一緒におっぱいやミルクも吐き戻してしまうことがある。
なので、飲み込んだ空気を授乳後に出して、せっかく飲んだものを吐き戻ししないようにしてやるのが「げっぷ」。
赤ちゃんにおっぱいやミルクを飲ませたら、背中をトントンしてげっぷ…・・・母なら誰でもしていることですが、実際にはなかなかうまくげっぷを出せないこともあったり。
すると、飲み込んだ空気がおなかの中にたまって赤ちゃんが苦しい思いをするので、母はなんとかげっぷを出さしてスッキリさせてあげようとする。
よって、大人にとってはさして特筆すべきでもない「げっぷ」という生理現象も、赤ちゃんを持つ母にとっては一大事なのだ。
作者も我が子の丈夫なげっぷに安堵している感が、年新たという季語によって、無事健やかな成長をもって新しい年を迎えることができたという安堵感と共により伝わって来る。(巫依子〉

次回は黒岩徳将さんの句を菊池美星さんが鑑賞します。

リレー鑑賞 | 09:49:33 | トラックバック(0) | コメント(0)
句会(2019年7月)
梅雨空の晴れるのが待ち遠しいこの頃です。
7月の句会の報告です。
参加者はやや少なめでしたが、
お子さん連れの方もいらして、和やかな句会の場になりました。

参加者の一句(含欠席投句) 
父います如く風鈴鳴りにけり  浩貴
鼻ぺちやは母親譲りサングラス  千晴
仕立屋の窓辺さぼてん咲きにけり  真理子
水ヨーヨー弄びたるじんべかな  実可子
行きつけの書店閉店梅雨曇  玲子
揚羽蝶まとはりつける大樹かな  あき子
仕舞屋に雨だれしきり額の花  千穂
裸子を肩車せる裸かな  哲二
平台を席に仕立ててビアガーデン  林檎
車椅子押す金亀子踏まぬやう  礼美
見たくなきもの見せられて夏芝居  優美子


次回は8月10日(土) 13時30分~
豊島区男女平等センター・エポック10 研修室2
 です。

みなさんの参加をお待ちしています。


句会 | 16:23:07 | トラックバック(0) | コメント(0)
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