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パラソル句会

Author:パラソル句会
パラソル句会は、50歳までを対象とした若い世代の句会です。指導は西村和子先生から井出野浩貴さんに引き継がれましたが、変わらず毎月第2土曜日の午後に池袋近辺の会場で句会をしています。また、偶数月はインターネット句会を楽しんでいます。お気軽にお問合せください。

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第51回インターネット句会(2019年8月)
第51回インターネット句会の報告です。
今回は16名参加、投句数140句でした。

井出野浩貴選
特選句

古戦場ぬるりと光る夏の川   優美子
この径は風の抜け径草いきれ   依子 
夏料理からんころんと運ばるる  林檎
熱帯魚胸びれのほか使はざる   林檎 
横顔が真正面なり熱帯魚    林檎 
入選句
昼頃に起き出でてくる跣かな  味千代
鮎飯や父にもありし笑ひ皺   優美子

厳格な父だったのでしょうか。あるいは疎遠だった父かもしれません。
その笑い皺に気づいた子の心境。
釜の中の鮎をほぐすがごとく打ち解けでもそれは少しほろ苦い鮎の味。
そんな親子の関係を思わせます。(睡)
白南風や引退の子のユニフォーム  ゆかり
容赦なく落とす胴上げ御田祭   麗加 
熱帯魚存外地味な顔をして     真理子
冷製パスタ角切りトマト主役なる  麻美
揚花火母にもたれてまどろめる  香奈子
鮎の腸知命楽しいかもしれぬ   林檎
蚊遺火や一人暮らしの独り言    志奈
手伝へぬ遠き故郷の盆支度   香奈子
言ひ訳が大人びてきし晩夏かな   志奈

大人になると、その成長はなかなか計りがたいものがあるが、子供の頃というのは、たったひと夏の間にも随分と成長をみせる。
この句も、言い訳が大人びて来たなというところに、子の精神面での成長を感じているのだが、それを受け止める季語が「晩夏」というところが、まったくほんのひと夏の間に・・・というところを強調している。(依子)
炎天やタイルの目地のやや離れ  転児
青空を飛び翔るごと鱏泳ぐ   真理子
箱河豚の鰭忙しなく夏休   実可子

さかなクンでお馴染みの箱河豚。
水族館だろうか、愛嬌のあるスタイルで懸命に前進している様子がわかる。河
豚は冬であるが、箱河豚のかわいさに惹かれた。 (ゆかり)
軽トラが櫓となりぬ盆踊  睡
上五中七から、この里の雰囲気が伝わる。
のどかな田舎の風景。(麗加)
靴下の跡のつきたる日焼の子   礼美
一声のしてたちまちに蝉時雨   志奈

確かにこの句のような蝉時雨を聞いたことがあります。
さきがけの蝉の声のあと、わき上がってくるような蝉時雨。
「たちまちに蝉時雨」ということで時間の短さと迫力が伝わってきます。(あき子)
初蝉はあのあたりかと目を凝らす  あき子
鯉の背に日の輪張りつく旱梅雨   麗加    
瞼にも汗やまばたき二度三度   真理子
尖りたる土偶の乳房南風吹く   麗加 

乳房を尖らせた土偶の原始的な力強さと、
南風吹くという豊かな自然を感じる季語の取り合わせが素晴らしいと思いました。(志奈)
存分に汗かいて食ふカレーかな  栄子
憧れは普通の暮らし胡瓜揉む   依子
力こめスタンプ押す子夏旺ん    真理子


互選で人気のあった句をご紹介します。
六畳に我が物顔の浮き輪かな     味千代
皆海へ足を向け寝る砂日傘     志奈
重心の掌に定まらぬ西瓜玉     実可子
ごきぶりを見ても打つても独りかな   優美子
親友とポテトチップス青田波     味千代


次回は10月5日締め切りです。
みなさんの参加をお待ちしています。
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インターネット句会 | 22:13:12 | トラックバック(0) | コメント(0)
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