■プロフィール

パラソル句会

Author:パラソル句会
パラソル句会は、50歳までを対象とした若い世代の句会です。指導は西村和子先生から井出野浩貴さんに引き継がれましたが、変わらず毎月第2土曜日の午後に池袋近辺の会場で句会をしています。また、偶数月はインターネット句会を楽しんでいます。お気軽にお問合せください。

■最新記事
■月別アーカイブ
■カテゴリ
■問合せフォーム

お問合せはここからお願いいたします。また、ご感想などがありましたら、是非お寄せください。

名前:
メール:
件名:
本文:

■最新トラックバック

■検索フォーム

■RSSリンクの表示
■リンク
■QRコード

QR

第41回インターネット句会(2017年12月)
インターネット句会のご報告です。
今年の納め句座となった今回の参加は15名、投句は129句でした。

井出野浩貴選
特選句

三軒を巡りいつもの日記買ふ       林檎
この庭に祖父の面影枇杷の花       栄子
足組んで派手な靴下十二月        麗加
美術館経由甘味屋文化の日        志奈
冬の日や土手をころころ女の子      栄子

入選句
初霜や子を負ふ夫を送り出し       味千代

冬の朝は、働く夫婦にとっては、暗く寒いうちから家事に仕事に動き出し、忙しい。夫婦で協力し合い、保育園に子を送り出しする今朝の夫を詠んだ句か。(礼美)
猫去つて毛布に残る窪みかな       ゆかり
マスクして語気の鋭さ衰へず       林檎
銀杏落葉渡り廊下に踊り場に       栄子 
寒禽のひと鳴きしては飛び立てり     真理子
吸ひ終はり顎のマスクをちょんと上ぐ   麻美     
寒風や双子は固く手をつなぎ       麗加 
 
普通の兄弟姉妹よりも強い絆を持つであろう双子。寒風の吹く今日は一層寄り添って身体も心も温め合うのでしょう。(香奈子)
寒鰤の並ぶ競り場よ五百本        ゆかり
冬田道忘れ物よと声響き        礼美   
人前に出るのは苦手石蕗の花       真理子
落葉踏むリュックサックを弾ませて    林檎
話し声少し大きく冬田道         礼美

冬になると、体に力が入って声が大きくなるということがある。あるいは冬田道の開放感から、話し声が自然に大きくなったという気持ちの良い経験かもしれない。私は、作者が会話から少し離れた所にいて、今日は話し声がよく聞こえるという気づきを句にしたのではないかと思った。遮るもののない冬田は、他愛ない会話さえも露わにしてしまうのだと思うと面白い。(栄子)
溶くるまで石に噛み付く霜柱       紅歳
冬ぬくし鈴カステラを二つ三つ      ゆかり

鈴カステラが大好きなんです。「冬ぬくし」になんだかほのかに甘い味を感じました。(味千代)
雪眩し吾子の瞳のうす茶色        麗加
煙草吸ふために枯芝横切りぬ       麻美   
水音や綿虫湧き出づるごとく       林檎
年の市人の波には逆らはず        ひより  
用二つ済ましたる間に煮凝れり      紀子
昃りて水底あらは冬の水         真理子

日陰の暗さを得て初めて気づいた水底の姿。これは体験がないと詠めない句なのではないだろうか。冬の水といえば「冬の水一枝の影も欺かず」がどうしても思い出され、ついつい水面にばかり注目してしまうが、作者はその奥にあるものを発見した。日陰によってあらはになるという構造が面白い。(林檎)

互選で人気のあった句です。
焼藷やこの世は天下泰平と       味千代
冬日さす美術教諭のエプロンに      栄子

来年の初句会は2月5日締切です。

来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。
スポンサーサイト


インターネット句会 | 23:33:50 | トラックバック(0) | コメント(0)
コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

FC2Ad