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パラソル句会

Author:パラソル句会
パラソル句会は、50歳までを対象とした若い世代の句会です。指導は西村和子先生から井出野浩貴さんに引き継がれましたが、変わらず毎月第2土曜日の午後に池袋近辺の会場で句会をしています。また、偶数月はインターネット句会を楽しんでいます。お気軽にお問合せください。

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第39回インターネット句会(2017年8月)
第39回インターネット句会の結果をお知らせします。

井出野浩貴選
特選句

緑陰に雨の匂ひの残りをり       林檎
水馬正面衝突することも        真理子
潮の香の男乗り来る冷房車       林檎
叱りてもこの手離さず大夕焼      香奈子
夕涼み姉のやうなる先生と      栄子
入選句
トロ箱になかなか章魚の収まらず    志奈
波乗りのほとんど波を待つ時間     麻美

波乗りといえば、やはり華麗に波をこえてゆく姿を想像しますが、
そうではなく待っている時間に注目したのが面白いと思いました(明日香)
おむすびの転がる先を蟻の列      林檎
切り紙をそっと開くよ梅雨ごもり     ゆかり 

湿度の高い梅雨の時期、外で遊ぶこともできず、家で時間をつぶすしかない。
紙もなんとなく湿っているのでしょう。
チョキチョキきれいに切り込みを入れた紙を、
壊さないように静かにゆっくり開けている低学年くらいの子、
そして、料理をしながら見守る母。
窓につく雫は冷たいけれど、温かい情景が見えました(ひより)
朝風を孕みて羽織り夏衣         志奈
水馬恋に破れて裏返る          林檎
追ひ越して我を待ちたる蜻蛉かな    麗加
仏桑花一株残す更地かな        味千代
頑張れば頑張れさうな夏の風邪     麻美
解体の体育館の西日かな        ゆかり
神々のおはす大地や虹二重       味千代
幾度もキャンプのしをり読みにけり  ゆかり

キャンプを心待ちに楽しみにしている景が浮かぶ。
参加するのは子供だろうが、母も 持ち物に忘れ物はないか、
入念に何度も確認する親心にも重なって面白い(礼美)
聞きをれば無心になりぬ蟬時雨     真理子
海水着砂と一緒に脱がれある      麻美
どつしりと大暑の畜舎閑かなり      ひより

じりじりとした日差しの中、畜舎が横に伸びている。
周囲は青々と、蝉は喧騒して正に夏の盛りなのだが、
畜舎は外界に押しつぶされるように、閑かにそこにあるという状景。
大暑の景と、暗く閑かな畜舎の対比が鮮やかに浮かび上がってくる句だと感じた(栄子)
水馬二重の水輪作りては         真理子 
枝豆や他人の恋のつまらなく       依子    
仲見世の暮れて風鈴騒ぎそむ      林檎


互選で人気のあった句もご紹介します。
上向きの蛇口大暑へ迸り        志奈
かき氷食べて百面相の子よ       栄子
とんぼうの合掌しつつ死ぬるなり    麗加


次回の締切は10月5日です。
記念すべき(!?)第40回ですので、多数のみなさんの参加をお願いいたします。

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インターネット句会 | 11:22:37 | トラックバック(0) | コメント(0)
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