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パラソル句会

Author:パラソル句会
パラソル句会は、50歳までを対象とした若い世代の句会です。指導は西村和子先生から井出野浩貴さんに引き継がれましたが、変わらず毎月第2土曜日の午後に池袋近辺の会場で句会をしています。また、偶数月はインターネット句会を楽しんでいます。お気軽にお問合せください。

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第27回インターネット句会特選句について
今回は、冨士原志奈さんが特選句の句評を書いてくださいました。

昼寝覚雨垂れのまだ続きをり      味千代
昼寝から覚めても、まだ昼寝前と同様、雨垂れが続いていたというのですから、
昼寝らしく、浅い、短い眠りだったことがうかがわれます。
しかも、雨垂れというからにはシトシトといった感じで、
ショパンの「雨だれ」が聞こえてきそうであり、
昼寝前も昼寝から覚めても雨垂れが続いているという
情感あふれる句と思いました。

豆腐屋の奥に残る灯夜の秋       浩貴
豆腐屋さんは、朝早い仕事だと思いますが、
そんな豆腐屋さんの奥に灯が残っているということは、
翌朝の仕込みの準備なのでしょうか。
工場での豆腐製造が多くなった中で、まだ手作りで丹精込めて作られている
昔ながらの豆腐屋さんを想像しました。
夜の秋という季語の情感がとても合いますね。

夫と子を浜辺に残し泳ぎけり     あき子
「けり」という切れ字がとてもよく効いていると思いました。
家族で海に来ても、なかなかお子さんから目が離せないなど、
「妻」「母」という立場から離れがたいと思います。
しかし、少しだけ、「妻」「母」を離れて、海に泳ぎ出た、
その意思の強さが「けり」によく表れていると思いました。

目を閉ぢて夕凪に耳傾けて      千晴
夕凪は風が止まる瞬間であり、風に揺らぐものもなくなって、
音もやんでしまうのだろうと思います。
そして、ふと気づくと風が止まっており、夕凪だと気付いたのでしょう。
もっとも、夕凪の間でも、わずかに風が吹くこともあり、
そんな夕凪を全身で感じ入っているのだと鑑賞致しました。

よく見れば他人の空似夜店の灯     浩貴
夜店の灯なので、夜祭のときでしょうか。
人混みの中でふっと知り合いの顔を見つけた。
もしかすると、それは以前恋心を抱いた人でしょうか。
しかし、それは夜店の灯だからそう思ったのであって、
よく見ると他人だったことに気付く。
昔を思い出し、淡く切ない思いが甦るとともに、
やはりそんなはずないよねという思いの両方が伝わってくるように思いました。
切ない句ですね。
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インターネット句会 | 21:48:06 | トラックバック(0) | コメント(0)
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