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パラソル句会

Author:パラソル句会
パラソル句会は、50歳までを対象とした若い世代の句会です。指導は西村和子先生から井出野浩貴さんへ引き継がれ、2021年1月から松枝真理子さんへ引き継がれますが、変わらず毎月(原則)第2土曜日の午後に池袋近辺の会場で句会をしています。また、毎月インターネット句会を楽しんでいます。お気軽にお問合せください。
合同句集『海へ』刊行 Amazonでお求めいただけます。

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第54回インターネット句会特選句を読む
インターネット句会の特選句の鑑賞を森山栄子さんが書いてくださいました。

何もかも干してあるなり団地春   林檎
ふと団地のベランダに目を遣ると、実に色々なものが干してある。
カラフルで明け透けで、人々の生活のエネルギーが伝わってくる光景だ。
作者はそれに応え「何もかも」と大らかに表現した。
春の到来と内容が良く合っていると思う。

県道に近付いてくる野焼きかな  礼美
遠巻きに見ているつもりが、野焼きの火が自分達の方へジリジリと近づいているのに気づいた作者。
不穏さと同時に、炎の動きに自然の持つ大きな力を感じたのだと思う。
事象をそのままに詠むことで臨場感が増している。

黒板の桟の光や初仕事  千穂
一月の日はまだ低い。
教室に差し込む光は黒板のチョークの辺りを照らし、今から書かれる字を待っているようだ。
そんな三学期の始まりを想像させる一句。
黒板の色合いと光のコントラストも快い。

受験生詰め込むバスのゆつくりと  睡
次々と乗り込んでくる受験生にバスは一杯になった。
一呼吸置いてゆっくりと走り始める朝のバス。
単に満員というだけでなく、若者の熱量や夢や不安などが詰め込まれているような気がするのは受験生という季語の働きなのだろう。

講堂の地下は食堂枇杷の花  真理子
講堂、食堂、枇杷の花と懐かしさを感じる語が並んでいるのだが、客観写生の力だろうか、うるさく感じることがない。
枇杷の花は高みにあってあまり目立たないが、地下という措辞とさりげなく響きあっている。



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インターネット句会 | 22:51:26 | トラックバック(0) | コメント(0)
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