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パラソル句会

Author:パラソル句会
パラソル句会は、50歳までを対象とした若い世代の句会です。指導は西村和子先生から井出野浩貴さんに引き継がれましたが、変わらず毎月第2土曜日の午後に池袋近辺の会場で句会をしています。また、偶数月はインターネット句会を楽しんでいます。お気軽にお問合せください。

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合同句集『海へ』リレー鑑賞(33) 松枝真理子の句から
3月19日に出版した合同句集『海へ』には、36名が20句ずつ寄せていますので、
リレー形式で仲間の1句を紹介しています。
今回は松枝真理子の句を冨士原志奈さんが鑑賞しました。

香水の好みいつしか変はりをり 真理子

香水をつける男性もいるが、香水といえば、やはり女性。
香水の例句には、女性の美しさ、あるいは、その女性の内面を時に皮肉に捉える句が多い。

掲句は、作者がいつしか香水の好みが変わったことに気づいたというものであり、さりげない言葉遣いではあるが、年齢を重ね、女性としての生き方、考え方も変わってきたという人生の移ろいを感じさせるものである。

作者の第一句集「薔薇の芽」には、香水の句として、〈香水瓶飾るや夫の知らぬ恋〉、〈香水やこの頃黒の似合はなく〉が収められており、掲句とともに鑑賞すると、それが一層際立ってくる。
「香水」という季語だからこその句といえよう。

また、表題句である「冷やかやてのひらにとる化粧水」は、てのひらの触感に訴える句であり、作者の鋭敏な感覚がよく現れているとともに、どこか客観的に冷静に物事を見つめている視点を感じるのであるが、掲句の視点もまた、自らの人生の移ろいを客観的に冷静に作者が見つめているものといえよう。(冨士原志奈)

次回は森山栄子さんの句を松枝真理子が鑑賞します。

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リレー鑑賞 | 21:27:42 | トラックバック(0) | コメント(0)
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