2019-05-31 Fri
3月19日に出版した合同句集『海へ』には、36名が20句ずつ寄せていますので、リレー形式で仲間の1句を紹介しています。
大変お待たせいたしましたが、
第7回は大友紅歳さんの句を梅田実代さんが鑑賞しました。
夏匂ふまで一心にオール漕げ 紅歳
一心にオールを漕ぐ。
レガッタだろうか。
夏匂ふまで、とはどういうことなのだろう。
一心に漕いでいれば、川岸から夏の匂いがしてくるのか、
それとも、漕ぎ手のしたたる汗の匂いがしてくるのか。
オール漕げと言っているのは誰なのだろう。
コックスなのか。それとも見ている人なのだろうか。(梅田実代)
次回は小澤佳世子さんの句を大友紅歳さんが鑑賞します。
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