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パラソル句会

Author:パラソル句会
パラソル句会は、50歳までを対象とした若い世代の句会です。指導は西村和子先生から井出野浩貴さんに引き継がれましたが、変わらず毎月第2土曜日の午後に池袋近辺の会場で句会をしています。また、偶数月はインターネット句会を楽しんでいます。お気軽にお問合せください。

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第49回インターネット句会特選句について
今回の特選句について、睡睡さんが鑑賞を書いてくださいました。

真つ白な自由帳にも桜散る       林檎
真つ白な自由帳という未来に向かう時間を感じさせる「静」の描写。
桜散るという過去を感じさせる「動」の描写。
それらは対比しながらも自然と調和して、
心にストンとおさまるような句。
桜というものはどうしたって、過去と未来を繋いでしまいますね。

卒業や付箋ばかりの参考書       志奈
卒業してもう使わない参考書。
それでも、なかなか簡単には捨てられない。
それは学生時代の生きた証の一部であるような、
誰かに見られたら少し恥ずかしい秘密のような…。
本人とそれを想う家族の心の重なり合いを想像させる
あたたかい一句。

春濤の島のあはひを押し寄せ来     依子
島のあはひに「押し寄せ来」なので
島と島との間は狭い。多島の海の風景。
「来」なのでどこかの島から読んだのか、あるいは橋の上からか。
そんな作者個人の視点を感じつつも、同時に
その光景を真上から俯瞰しているような「神」の視点も感じられる。
リアリティとフィクションがないまぜになった
対象との絶妙な距離感が春の感じにとても合う。

花吹雪抜けてくるなり郵便夫       真理子
どなたかも鑑賞に挙げていましたが
映画のワンシーンのような動的な句。
郵便夫はどんな便りを運んでくるのか
受け取るひとはどんなひとなのか。
あるいは郵便夫の人生について。
このあとの物語を思わず想像してしまいます。

灯ともりて桜瑞々しくなりぬ        林檎
夜桜に灯がともるとき、人を惹きつける理由。
それを瑞々しいとよみ切ったところが見事。
灯がともろうが灯るまいが、桜は桜。
でも、灯をともすことでわたしたちは
そこに特別な感情を抱く。
いにしえからの人と桜の関係に想いを馳せずにはいられない。


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インターネット句会特選句鑑賞 | 21:17:18 | トラックバック(0) | コメント(0)
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