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パラソル句会

Author:パラソル句会
パラソル句会は、50歳までを対象とした若い世代の句会です。指導は西村和子先生から井出野浩貴さんに引き継がれましたが、変わらず毎月第2土曜日の午後に池袋近辺の会場で句会をしています。また、偶数月はインターネット句会を楽しんでいます。お気軽にお問合せください。

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第47回インターネット句会(2018年12月)
インターネット句会の納め句座の結果をご報告します。

井出野浩貴選
特選句

冬麗の富士を車窓に賜りぬ      依子
アンテナの先まで錆びて冬ざるる   林檎
枯芝を払ふでもなく鬼ごつこ     真理子
飲み込みし言葉を込めて革手套   栄子
東京は大きなクリスマスツリー    味千代

入選句
鼻垂れの子が立たされて虎落笛    ひより
葉脈に命を遺し冬紅葉        睡

かれ尽したかに見える紅葉が 人に息が通うように
 葉脈に次代への命が吹き込まれて まだある
 残すではなく遺すとしたところにも
 自然に対する畏怖が感じられる(紅歳)
咳の子の物言ひたくて言へない眼   紀子
銀杏黄葉枝ごとに濃き淡きかな    真理子 
息白し負けず嫌ひの競ひ合ひ     礼美
咳こぼし鉛の身体持て余す      紅歳
冬夕焼ひづめの音の轟ける      香奈子
庄内を行く単線や虎落笛       ひより 

日本海に面した庄内を行く単線。
「虎落笛」で冬の厳しい寒さ、激しい風の音が聞こえてくる。
今にも雪が降りそうな灰色の空や荒れた海。
圧倒的な自然の力の前では「単線」が心許ないイメージがするが、
その地に生活する人々にとっては欠かせないものなのだと思う。(あき子)
富士山の八合目まで冬霞       林檎
咳の子の途切れ途切れに母を呼ぶ   紀子
夫寝てばかり勤労感謝の日      あき子
亡き人の椅子の膝掛毛布かな     依子
泣き顔もプロに撮られて七五三    栄利子
冬薔薇分かり合へぬを受け入れぬ   睡 
極月や立体駐車場の列        ゆかり
餅つきや町会長は声を張り      ひより
最果ての天文台の燈の冴ゆる     依子

北海道など日本の最果ての天文台でしょうか? 
冬の大地を照らす灯台は、寒々とした情緒が漂うもの。
まして最果ての地であれば、一層わびしい風景を醸し出すのでしょう。(香奈子)
落葉踏みしだきサッカーボールゆく  林檎
白菜のレシピ試しつ帰国待つ     章子
聴き入れば存外近し冬の虫       林檎
横顔の似てきし姉妹冬桜       真理子

姉妹の横顔と、桜の花が連なる様が呼応していて絵画的で美しいと感じました。(栄利子)

互選で人気の句をご紹介します。
ラ・フランス朝はいつも新しく     栄子
口紅を選ぶごとくやポインセチア   章子
餅焼けるまでに本題切り出さん     紀子
仰け反りてエイの顔見る小春かな    栄利子


次回は来年の2月です。みなさんの投句をお待ちしています。

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インターネット句会 | 23:07:06 | トラックバック(0) | コメント(0)
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