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パラソル句会

Author:パラソル句会
パラソル句会は、50歳までを対象とした若い世代の句会です。指導は西村和子先生から井出野浩貴さんに引き継がれましたが、変わらず毎月第2土曜日の午後に池袋近辺の会場で句会をしています。また、偶数月はインターネット句会を楽しんでいます。お気軽にお問合せください。

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第45回インターネット句会(2018年8月)
8月のインターネット句会には14名参加、出句は114句でした。

井出野浩貴選
特選句

波かぶる前に泣き出す水着かな     あき子
先生の一燈消えずキャンプの夜    栄子
銀座今二十一時や鐘涼し        林檎
燃えさしを蹴る少年よキャンプ果つ  栄子
夏めくやロングシュートの砂ぼこり   香奈子
入選句
末つ子のボールも加へキャンプの荷   栄子 

末っ子が離さないお気に入りのボール。
荷を運ぶおとなは大変。
それもひっくるめて楽しくて思い出深いキャンプになったのでしょうね。(睡)
手裏剣のやうに飛ばして藺座布団    麻美
炎昼やハシビロコウも口あけて     林檎
振り向けば闇はそこまでキャンプの夜  栄子
暑中見舞潮の香まとひ来(きた)りけり ひより  
梅雨冷や名もなき路地のガラス展    香奈子
カーテンの開かれぬまゝ花火の夜    依子

どのような理由があってカーテンを閉めたままでいるのか。
外からは煌びやかな花火大会の音がする。
喜ぶ声、はじける音。
しかし、カーテンのこちら側はとてつもない静けさに包まれている。
そこには無表情な住人が息を潜めていそうだ。 (ひより)
テーブルに布巾干したる夜涼かな    林檎 
日焼子の手足によつきり突き出せる   あき子
手作りのびっくり箱や夏休       ゆかり

完成した工作のびっくり箱。
閉じては開ける度に明るい笑い声が弾ける。
夏らしい元気な一句。 (香奈子)
浮輪の子大きな波を待つてをり     あき子
怪我をして本に埋もれ夏休み      章子
塹壕の闇の深さや百合の花       志奈
冷房車降りて六腑の重みあり      林檎

真夏の暑さが堪える時、束の間の冷房車は天国さながら。
そこから降り立った時の感覚を「六腑の重みあり」とは、大変ユニークな表現。(依子)
花火果て月をよるべの家路かな     依子
裸の子胸板少したくましく       香奈子
タクシーに素通りさるる炎暑かな    志奈
昼ごはん何を作らう夏休        礼美
ロープウェイ夏の雲へと押し出さる   麻美

青く広がる大空に夏の雲が湧いている。
そこへ向かっていくかのようなロープウェイ。
大景を捕らえるとともに、押し出さるという措辞から力強さを感じます。(志奈)
おてんばの浴衣にままに逆上がり    紀子
水打ちて嫗は息をつきにけり      睡
流されてまた遡りあめんぼう      志奈

屋外のプールであめんぼうがいたのだろうか。
子供たちは遊んでいて気づかないのだろうが、
子供を連れてきた大人だからこその視点だと思う。(章子)
プラレールの青き円環夏休み      栄子

互選で人気のあった句です。
坂道はどれも港へ大夕焼        志奈
無表情に母の日傘を離れたり      麻美
講堂のホルン長調緑さす        香奈子
盆踊女の歩幅に前進す           紀子


次回は10月5日締切ですので、よろしくお願いいたします。

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インターネット句会 | 23:25:05 | トラックバック(0) | コメント(0)
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