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パラソル句会

Author:パラソル句会
パラソル句会は、50歳までを対象とした若い世代の句会です。指導は西村和子先生から井出野浩貴さんに引き継がれましたが、変わらず毎月第2土曜日の午後に池袋近辺の会場で句会をしています。また、偶数月はインターネット句会を楽しんでいます。お気軽にお問合せください。

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第37回インターネット句会(2017年4月)
インターネット句会の結果をご報告します。
今回は参加17名で、152句の投句がありました。

井出野浩貴選
特選句

一斉に顔をめがけてしやぼん玉    麗加
もじもじの隣あたふた新入生      紀子
花冷や草の匂ひの粉薬         泉
蕗味噌や厨に近き母の椅子      栄子
花衣脱げはさらさらみづの音      明日香

入選句
東京の隙間に萠ゆる蓬かな      味千代

ビルとビルの間の僅かな空間を占領している蓬、無機質なコンクリートとアスファルトの街にも自然の生命の躍動感を感じました。また、埃っぽい臭いにまざって、草の良い香りが漂ってくるようです。(ひより)
この家のポスト満杯花ミモザ     栄子
ブティックに寄席のポスター風光る  真理子
春寒や旧家の廊下軋みたる      ゆかり
父一人離れて座る花見かな      礼美

昭和のお父さんというイメージだ。家族と一緒に居るひと時もどこかつかみどころがなく、仕事のことを考えているのか、何らかの感慨にふけっているのか、もしかしたら桜にまつわる記憶を辿っているのだろうか。単に団欒の中にいるのが照れくさいのかもしれないが…。そんな父を気にかけている作者の位置まで見えてくるような、再現力を感じた句。(栄子)
清明や少女のひたひ大らかに     麗加
春の草子の自転車について行く    礼美
青饅や晩年はまだ先のこと       栄子
雛納太陰暦にしたがひて        紀子
いつの間にいつもの道に初桜     香奈子
入学の少年選ぶペンケース       ゆかり
手触りはいかにと思ふ蝌蚪の紐    真理子
夜桜となりてますますしだれをり    林檎

背景が闇になると、桜も、重力に対して昼間以上に気怠く感じるのかもしれません。(麻美)
時計台振り返りみて卒業す       泉
草野球外野に蝶のまた来たる      紀子

草野球の、しかも、あまりボールも届いてこない外野ののどかな景色の中に、蝶がまた来るという、穏やかでのんびりとした気持ちよさを感じました。(志奈)
花曇鉄の匂ひのたなごころ       林檎
雨戸繰る音聞こえきし朝寝かな     礼美
新社員部署名言ふもたどたどし     林檎
死ぬるため砂吐かさるる浅蜊かな   志奈

こんな浅蜊の句は珍しいと思ってすぐ取ってしまいました。「死ぬために」ですと若干説明的なので「死ぬための」の方が私はよいかと思いましたが、確かに、と納得しました。食べるために砂を吐かせるという、人間のエゴイズムを感じました。(明日香)
そののちの旅人気分春ショール      依子
清明や水筒の水分け合ひぬ        栄子
春燈や青インク選りガラスペン       泉
さくら咲く嬰はこぶしをしやぶりをり    麗加
背番号もらへぬ子にも若葉風       香奈子
馬跳びの父の背中や蓮華草        麗加


互選で人気のあった句です。
仲直りせぬまま春の星となり         香奈子
麗らかやアップルパイの焼き上がり     あき子


次回は6月ですので、よろしくお願いいたします。

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インターネット句会 | 22:38:56 | トラックバック(0) | コメント(0)
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