FC2ブログ
 
■プロフィール

パラソル句会

Author:パラソル句会
パラソル句会は、50歳までを対象とした若い世代の句会です。指導は西村和子先生から井出野浩貴さんに引き継がれましたが、変わらず毎月第2土曜日の午後に池袋近辺の会場で句会をしています。また、偶数月はインターネット句会を楽しんでいます。お気軽にお問合せください。

■最新記事
■月別アーカイブ
■カテゴリ
■問合せフォーム

お問合せはここからお願いいたします。また、ご感想などがありましたら、是非お寄せください。

名前:
メール:
件名:
本文:

■最新トラックバック

■検索フォーム

■RSSリンクの表示
■リンク
■QRコード

QR

小澤佳世子句集『葱坊主』を読む③
小澤佳世子さんの句集『葱坊主』を読む企画。
森山栄子さんが鑑賞を書いてくださいました。

しやぼん玉一つ一つが選ぶ風    佳世子
自問自答くりかへしては椎匂ふ    〃
春の昼指揮者空気を抱くごとく    〃
蟬時雨十二神将笑ひ出す       〃
十薬を生けてコップの透き通る    〃
顔洗ふごとく紫陽花嗅ぎにけり    〃
愚痴一つ誰にも言へぬ虫の夜     〃
夫が子を笑はせてゐる秋刀魚焼く   〃
暖房車あと一駅に眠くなり      〃
しやぼん玉一つ追ふ間に皆消えて   〃


句集を読んでいて、身辺りまで何かが満ちてくるような感覚をしばしば感じました。
それは、虫の声や椎の匂い、それぞれの季節の持つ空気のようなものであったりするのですが、中でも好きなのは、次の一句です。
十薬を生けてコップの透き通る   佳世子
日常の中の瑞々しい瞬間が自然に詠まれ、くきやかに事象を捉えた句だと思います。



スポンサーサイト



小澤佳世子句集『葱坊主』 | 16:27:57 | トラックバック(0) | コメント(1)