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パラソル句会

Author:パラソル句会
パラソル句会は、50歳までを対象とした若い世代の句会です。指導は西村和子先生から井出野浩貴さんに引き継がれましたが、変わらず毎月第2土曜日の午後に池袋近辺の会場で句会をしています。また、偶数月はインターネット句会を楽しんでいます。お気軽にお問合せください。

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第20回インターネット句会(2014年5月)
インターネット句会の結果をご報告します。
今回は20回目の記念すべき(!?)句会でした。

投句者数は20名、投句は169句でした。
春から夏へという季節の変わり目、明るい句が多かったような気がします。

西村和子選
特選句

武具飾る顔に大きな絆創膏      礼美
詩集から刺繍の話春の宵       みわ子

これが「女子」のお喋りというものですね。
むかし女子だった身には、話が次から次へ軽々と飛んでいくのは身に覚えのあること。
女同士の気が置けないお喋りがつい長引いて、ふと気づくと窓の外が暗くなっていたという経験、
女性ならば誰にでもあると思います。
シシュウという言葉のリフレインも楽しいですし、
詩集や刺繍の喚起するイメージが春の宵のやわらかさとぴったりです。
噴水の立ち上がりなば子らもまた   林檎
惜春や瞑りて弾くジャズピアノ     泉
朴訥なやうでしたたかしらす売    銀子 


入選句
藤の花みやびな風を誘ひたる     みわ子

藤の花が咲くところ、言われてみると確かに洗練された感じがします。(真理)
指先の記憶確かにげんげ編む     きあら
ふっと紫雲英を手にしてみると、指先が勝手に編み始めるではないか。。。
頭で学習したことは、歳を重ねると共に退化していくことが多いのに比べ、
身体で記憶していることというのは、意外にも憶えているもの。
幼な心を取り戻したような、そんなささやかな喜びが伝わってくる。(依子)
空耳のやうな口笛夏近し         利行
黒潮の磨き上げたる桜鯛        銀子 
新聞のメーデーの記事小さかり    真理子
まとめ役廻って来たり花は葉に    みわ子
新しきミシン快調燕飛ぶ     麻由美
母たらむこと忘れたき母の日よ    麻美
自転車を止めて残花に歩み寄り    香
ボサノバを奏づるギター春深し     林檎
メーデーと気づく吊革つかまって   みわ子
米をとぐ音軽やかに夏来る       利行

米をとぐ音は年間を通じてそれほど変わるものではない。
しかし、水に触れる作業に喜びを感じはじめるのはまさに立夏の頃だ。
いつものことなのに、ちょっとした喜びを感じていることが音に出てしまっている。
音色もそうだが、リズムも軽やかなのだろう。
そんな心持ちでといだお米であれば、出来上がりが楽しみである。(林檎)
ままごとのお椀に散らす母子草     香
春の雨ハンドクリームよく伸びて   泉
白詰草ムーミンママは強かりし     麻由美
茶摘女の募集ポスター辻辻に     真理子
この国の母の日盛大母怖し       麻美
御門から御門へ抜ける春の風     紀子
桐の花降る誰のものでもないままに 栄子
金雀枝やうさぎ小屋にて打ち明けむ  麻由美
さめざめと雨の降る夜の蜆汁      紅歳

肌寒い雨の夜。蜆汁でおなかも温まり、
ホッとするひと時なのだと思います。
それと同時にさびしさも伝わってきて、
蜆汁がまるで取り残された潮溜まりのように感じました。(栄子)
茶摘了ふ体験用の畝残し        真理子
朧夜の背は何かを語りをり       千晴
薫風や怒りどこかに置き忘れ     林檎
春惜しむ汕頭刺繍の手触りに     きあら
帆布八号ミシンだだだだ夏に入る   麻由美

木綿や麻を平織りにした織物、帆布。
布地の厚さの名称を上五に置いて、「ミシンだだだだ」とユニーク。
立夏のころにちょうどぴったりだと思う。(ゆかり)
春の午後路面電車も歌ひをり     千晴
葉桜や午前十時の雲過り        礼美
ハンバーガー慌て頬張る新社員    みわ子
げんげ田に何か忘れて来たるらし   きあら
ものの芽の蛍光色となる朝(あした)     麻美
こどもの日将棋昇級叶はずとも     林檎
大南風鳶急旋回急降下         麻由美
春惜の各駅停車乗り継いで      泉
のどけしや少し傾く釜の肩      千晴


互選で人気のあった句もご紹介します。
住み着いた街で子育て花水木     桂子
鯉幟風に馴染めぬものもゐて     依子
囀を白で描きたる子の写生       紀子


次回は7月です。みなさんの投句をお待ちしています。

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インターネット句会 | 09:45:38 | トラックバック(0) | コメント(2)
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