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パラソル句会

Author:パラソル句会
パラソル句会は、50歳までを対象とした若い世代の句会です。指導は西村和子先生から井出野浩貴さんに引き継がれましたが、変わらず毎月第2土曜日の午後に池袋近辺の会場で句会をしています。また、偶数月はインターネット句会を楽しんでいます。お気軽にお問合せください。

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第19回インターネット句会特選句について
先日のインターネット句会の特選句についてて
大友紅歳さんが句評を書いてくださいました。

春灯恋歌相聞歌挽歌    泉
まさしく物思いにふける季節。それを体現してくれた句。
恋歌一辺倒で終わらないのも作者の成熟がうかがえるようです。
挽歌が最後に来ることで締まりますね。
一見するとリズムは不定形ですが、なかなか出てこない味わいを秘めた
こだわりの春灯の新しい提示ではないでしょうか。

落書きを消して大試験の設営    麻美
<落書きを消して>と<大試験>と<設営>慌ただしさがてんこ盛りで、
なぜか読んでいるだけで焦りを感じます。
ですが何か熱を感じる句でもあります。
試験の見えざる裏には入念な人々の思いがあります。
とりあえずそっち消してーとか言いながら。

啓蟄やパンプス高く響かせて    麻由美
虫がにょきにょきって這い出ます。踏まないでとは言いませんが、
パンプスはずんずんと前へ進みます。
結構響きますよねパンプスの行進は。
作者の感情の浮き沈みが激しく反映したパンプスの音、
そんな気も少ししました。

受験子の角張つてゐる旅鞄    真理子
あれもこれも入れたい、そんな子供の気持ちが鞄に詰まっています。
多分親の気持ちも詰まっているでしょう。
受験は本人はもちろん親にとっても何となく緊張するものです。
旅に出ての受験に送り出す親の期待と心配が伝わってきます。
頑張ってと思わず声をかけたくなる臨場感たっぷりです。
 
時計見てふわりと羽織る春コート    みわ子
約束の時間が迫り、やっと着ることができるとばかりに羽織る春コート。
一句の中で時計が重くないのもしゃれています。
直後のふわりで見事に相殺されます。
春の訪れを万遍なく受け取って下さい、そんなメッセージが底辺に
あるように感じます。

カーテンを開けて宿題日脚伸ぶ    礼美
陽の射し具合が長くなって、この時間これまでは閉めていたカーテンを
開けて子供が宿題にしばし没頭します。
机に向かう姿も心なしか頼もしく見えます。
日常生活の中で季節の移ろいをさりげなく感じさせる一句です。

アパートの築年不明沈丁花    銀子
古―い古いアパートに昔からの付添婦のような沈丁花。
思わずぴったりと連呼してしまいそうです。
そういえば多くのアパートにも沈丁花の香りが潜んで薫ってきます。
なぜでしょうか。耐震は大丈夫? 作句以前に心配の火種を燃やしたりします。
飛躍した連想を楽しむこともあっていいでしょう。
沈丁花って不思議な花ですね。


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インターネット句会 | 22:24:55 | トラックバック(0) | コメント(0)
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