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パラソル句会

Author:パラソル句会
パラソル句会は、50歳までを対象とした若い世代の句会です。指導は西村和子先生から井出野浩貴さんに引き継がれましたが、変わらず毎月第2土曜日の午後に池袋近辺の会場で句会をしています。また、偶数月はインターネット句会を楽しんでいます。お気軽にお問合せください。

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第17回インターネット句会(2013年11月)
11月のインターネット句会の選句結果をお知らせします。
今回は、22名の参加、投句は183句でした。

西村和子選
特選句

外遊びよくすることも冬仕度       真理子

子供達は、寒さも鼻水もなんのその。水に触れ、身に存分に陽を集めることは、
子供なりの冬支度なのかと思いました。(栄子)
夜業には夜業の電話かかりけり      利行
見つつ来し満月待たせコンビニへ     みわ子
髪結ひの稽古一人の秋ともし       利行
落葉掃く音にも雨の重みあり       林檎

雨を含んだ落ち葉は掃きにくい、箒を持つ手に伝わってくる手の感触も重い、
そこで、掃いているときの”音”にも注目したところがよい、
落ち葉の吸った雨の匂いも伝わってくる(泉)

入選句
へうきんな娘に育ち柿たわわ       麻由美

桃栗三年柿八年…という歌があるが、娘さんもちょうどそのぐらいの年齢なのでしょう。
庭で遊ぶ、ひょうきんなほどに明るい娘の姿。 
その背景には、たわわに実っている柿の明るい色彩。 
朗らかな響き合いを感じる一句。(依子)
爽やかやバス降りるときありがとう    真理子
薄情はなほらぬやまひ草の絮       麻由美
大陸も未来もあなた秋の海        きあら
短日の影の離れず纏はらず        泉
一の酉売る気あるのかないんだか     真理子
ひとり観る切ない映画秋の雨       みわ子
灯さざる家に着きけり秋の暮       礼美
電球をきゆつきゆつ酉の市準備      林檎
村一つすべてが校区小鳥来る       紀子

全校生徒の顔ぶれが、みんなわかるくらいの小学校。自然あふれる景が想像できる。
子どもが少なくても、「小鳥来る」の季語が楽しくさせてくれる。(ゆかり)
提灯を辿りて行きぬ酉の市        真理子
此処でなしかといつて何処秋の風     麻由美
鼻歌も高きを流れ秋の空         奈都子
爽やかやカーペンターズ口遊み      真理子
馴れ初めを聞き漏らすまじ冬籠      紅歳
秋祭鬼も天狗も知る声ぞ         依子
かりんの実転がりメリーゴーランド    礼美
酉の市手締めの声の鉄火肌        林檎
烏瓜腕に絡ませ吾子帰る         あき子
同じ道なれど夫にはゐのこづち      銀子

秋晴れの日、老夫婦が仲良く散歩している姿が目に浮かびます。
並んで歩いているのに、夫にだけくっついているいのこづち。
それを見つけた妻のやさしいまなざし。
長年ともに人生を歩んできてはいても、それはまったく同じ人生ではない。
それでも、お互いを支えあいながら生きてきた時間が、
二人を誰よりも近い存在に感じさせているのでしょう。
夫婦の愛の深さが表れている句だと思いました。(奈都子)
衣被無骨繊細同居して          麻由美
運動会シャッターチャンスまた逃す    真理

最近はビデオカメラを回す親が増え、カメラで撮ることは少なくなったかもしれません。
スタートの瞬間、ゴールの瞬間、勝った瞬間、それぞれ一瞬です。
応援に夢中になっていたり、何かに邪魔されたり、
一番撮りたい瞬間を撮り損なってしまってあとで悔やまれる。
でも、その瞬間の我が子の姿はしっかり自分の脳裏に刻まれています。(明美)
すがれ虫この結末に眠られず       銀子
大熊手買ひたるやうな手締かな      志奈
裏の寺いつの間にやら紅葉処       紀子
雨の香や木犀の香を隠すほど       きあら


互選で人気のあった句もご紹介します。
大根に立派な膝が付いてをり       紀子
父の椅子もう落花生こぼさざる      麻由美
秋祭この地に馴染みきれぬもの      依子
深秋や厨のものの美しく         きあら
明日からは家を空けます大根煮る     紀子


今年のインターネット句会はこれで終わりです。
次回は来年1月です。来年もどうぞよろしくお願いいたします。

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インターネット句会 | 09:52:27 | トラックバック(0) | コメント(2)
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