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パラソル句会

Author:パラソル句会
パラソル句会は、50歳までを対象とした若い世代の句会です。指導は西村和子先生から井出野浩貴さんに引き継がれましたが、変わらず毎月第2土曜日の午後に池袋近辺の会場で句会をしています。また、偶数月はインターネット句会を楽しんでいます。お気軽にお問合せください。

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第16回インターネット句会(平成25年9月)
すっかり遅くなってしまいましたが、9月のインターネット句会の報告です。
今回は、投句者24名、投句数215句でした。

西村和子選
特選句

よそ行きの裾翻す金魚かな       奈都子
父の声遠くなりけり墓参り       奈都子
水海月ハープの音の聞こえきし     みわ子
不死男忌や俳句天国俳句地獄      利行
すべきこと順にこなして涼新た     林檎

暑い季節は何をやるにも休み休み。しかし涼しさが感じられるようになると、気分も一新され、淡々とやるべきことをこなすことができる。実感がわきました。(千晴)

入選句
コスモスの花びらちぎりちぎり行く   あき子
長き夜や天動説と地動説        麻由美
地図を持つ子の後ついて夏休      泉
拍手するアシカに拍手夏休       真理子

夏休みの水族館でのアシカショー。アシカの芸に拍手する観客たち。その雰囲気を見事に一句にまとめられている。子どもたちがショーを見て、喜んでいる様子を見るのも楽しい。(ゆかり)
猫脚にそっと触るるよ秋の夜      紅歳
猫は気の向いたときにしか人によりついてこない。どんな時に気が向くのか人にはわからない。暑さが去って夜が長くなり、猫もしみじみと秋を感じているのだろうか、通りすがりにわざわざちょっと足をかすめて行った。そっと触れられたことで、ものさびしさをうつされたような気がしたのだろう。(麻由美)
刈りたての坊主頭も休暇明       林檎
漆黒の海にそそぐや天の川       奈都子
キャンパスのひつそりとして鹿に遭ふ  麻美
サングラス掛けて八重歯の笑ひけり    礼美
龍宿す雲北へ二百十日かな       麻由美
赤とんぼ子どもの後をついて行く    あき子
秋霖や捨て猫弔ひをる男        千晴
水母来て少年たちの口悪し       ゆかり
納豆の引く糸長く今朝の秋       真理子
行列の先はコロッケ日の盛り      銀子
女子大の教授も並びかき氷       真理子
今日の秋ハローハローと啼く鴉     佳世子    
返り見て返り見てなほ大夕焼      みわ子

夕焼けに見惚れて返り見る、と同時に夏の思い出も振り返っているような情景が浮かびます。(真理)
屋上より飛び乗れさうな秋の雲     真理子
置き忘れられし長傘秋暑し       千晴
往診の虫養ひにさくらんぼ       紀子
無防備な鳩が腹ばひ秋暑し       利行    
木の実降る地動説疑つてみる      麻由美
正座して地の熱を受く地蔵盆      桂子
手ぬぐいの克己の文字や汗拭ふ     ゆかり
涼しさよ鉄斎の書の右上がり      泉
新涼やバギー勢力拡大中        真理子
銀漢や抱きしめるもの失ひて      林檎
レスキューの隊員を待つ壁に蝉     紅歳
夜の秋年譜逆より読み返し       みわ子

夏も終わりに近づいて、今夜は小説も読み終わった。その文庫本に付いている作者の年譜をぱらぱらとめくる。どう生きたか、よりも、どう生を終えたかが気になる。普段は忘れているが、どの命にも終わりがあるのだ。夏の終わりには、そんなことをよく思い出す気がする。(馨子)
大の字になりて眺むる流れ星      味千代
宇宙との交信開始秋の蝉        林檎
行く先を決めかねてをり秋の蝶     みわ子
ひぐらしの声のみ聞こゆ留守居かな   きあら
濃竜胆急峻にして岩場なる       銀子
休暇果つ風の匂ひのかはりけり     麻由美


互選で人気の句をご紹介します。
バゲットの皮の堅さや今朝の秋     きあら
空蝉は祈りの形阿弥陀堂        紀子
秋立つや石鹸の角新しく        馨子
水遊び昔やんちゃな父も来て      栄子 


次回は11月ですので、よろしくお願いいたします。

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インターネット句会 | 22:49:08 | トラックバック(0) | コメント(2)
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