2011-10-24 Mon
10月22日の句会の様子をご報告します。今回は初参加の方2名を含む14名が参加しました。
披講の前に、それぞれが自分の好きな句について、
先生の細かいつっこみ(!?)を交わしつつ、
どのようなところがよかったのか、発表しました。
披講が終わり、作者が明らかになったところで、
作者の思いや意図を聞いてみたりするのは、なかなか楽しかったです。
また、「色なき風」というところから「季節の色」
春…青
夏…朱
秋…白
冬…黒
ということに話が及んだりもしました。
参加者の一句
有り丈をぶつつけ合ふや鶏頭花 紅歳
天高しタワーもツリーも背伸びして 真理
登り窯崩れしそばに金木犀 明美
新涼やコンソメスープ透きとほり 輝美
コスモスや悩みいつしか乙女さび 真理子
母と子とこぶしではかる月の位置 薫
秋の夜の娘の助言頼もしき 茉莉花
吾亦紅足らぬくらゐが丁度よし 麻由美
小言云ふ里芋を吹きこぼしたり 泉
生姜の香油のにほひ秋祭 由佳子
新涼や一駅歩く足軽く 有里
文庫本読み初めし子に灯火親し みわ子
衣被さへ言ふことを聞きくれず 千晴
目眩しく思ひ何処へ胡桃割る 奈津子
一碧を乱反射させ雁渡し 久美子
秋澄むや仕事が好きで子が好きで 桂子
秋風や空見るための椅子ふたつ あき子
秋灯や留守番の子の声不機嫌 尚子
次回は12月3日。今年最後の句会となります。
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