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パラソル句会

Author:パラソル句会
パラソル句会は、50歳までを対象とした若い世代の句会です。指導は西村和子先生から井出野浩貴さんに引き継がれましたが、変わらず毎月第2土曜日の午後に池袋近辺の会場で句会をしています。また、偶数月はインターネット句会を楽しんでいます。お気軽にお問合せください。

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第4回インターネット句会(平成23年9月)
9月のインターネット句会の結果をご報告いたします。
参加者は17名、投句数は170句でした。

先生からは、ヤ行ワ行の音便に気をつけ、必ず広辞苑を引くようにとの注意がありました。

西村和子選
昼寝子の覚めてくつきり二重瞼       尚子
鳳仙花全部話してしまおうか         尚子

鳳仙花の花後結ぶ実は、熟すると弾けて種子を飛ばします。
溜めていた胸の内を「話してしまおうか」という思い切った行動に出ることが、
鳳仙花に重ねて想像することができます。
全部話してしまいたくなるくらい、何か切羽詰まったことがあったのでしょうか。ドキドキ!(茉莉花)
秋風に御簾の揺れゐて宮参り        ゆかり
胎児にも聞こえてゐるか虫時雨      あき子
短夜や方程式の解けぬまま         泉
花桔梗開いて妬心持て余す         ゆかり

このように妬心を詠んでみたい。(桂子)
猫の声薄気味悪く二百十日         真理子
水鏡ふつと歪んで虫時雨          尚子
秋暑し言ふこと聞かぬハーモニカ      礼美

秋の気配にしっくり溶け込む澄んだハーモニカの音、となるはずが、
厳しい残暑で少し音がゆがんでしまう、そんなおかしみを感じました。(千晴)
秋めくや幾度も同じ曲流し         千晴
すこやかな手を差し伸べて七夕竹      尚子
虫の声武満徹かと思う            久美子
天高し己がために生きよ母         麻由美
息子たち皆声の似て秋澄みぬ      綾奈
手をつなぐ子と振り向きぬ秋夕焼      泉
日焼け子の長崎弁を旅土産         麻由美
新涼やランナーの後またランナー      千晴
光にも重みあるらむ猫じやらし       尚子
秋立つやトランペットは高らかに      麻由美
秋燈や酔うてはならぬ人とゐて      泉

はてさて、一体「酔うてはならぬ人」とどんなときにいたのでしょうか。
秋燈のぼんやり点く場末のスナック、それともその人の・・・ちょっとセピア色の美しい秋燈すぎるかもしれませんが、どことなく昭和の香りが漂う、うらやましい感じのする句に感じます。(利行)
ペディキュアの剥がれかかりて秋暑し    千晴
踏切の開く気配なく秋暑し         真理子
冷酒汲む何も聞かなかつたやうに      泉
秋めくやクローゼットに黄色欲し      尚子
秋灯白々心拍刻々と             久美子
芋の葉の宇宙と交信するやうな       ゆかり

空に顔を挙げた芋の葉が何やらゆらゆらしている様子は、
確かにそよいでいるというはかない感じではなく、
意思をもって動いているようにも感じられます。
それを宇宙と交信すると感じるのはおもしろいと思いました。(由佳子)
秋暑し赤ん坊置くたびに泣き        佳世子
「置くたび」と物みたいに言っているのが、そうとしか言いようのない気持ちをよく表していると思う。
破調も内容に合っていると思います。(久美子)
燈火親し買はなくなりしファッション誌    真理子
魂棚を設へる手のたどたどし        みわ子
父若き頃の話や風の盆           桂子
坊さんの饒舌にして水まんぢゆう      泉
休暇果つ一人の時間戻り来て        由佳子


以下は互選で人気のあった句です。
天の川イヤフォン君とひとつづつ      麻由美
背の順の入れ替わりをり新学期       紀子
四つ切の画用紙まるめ休暇果つ       ゆかり
組体操九月の砂を蹴り上げて        紀子


次回は11月ですので、よろしくお願いいたします。


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インターネット句会 | 22:54:00 | トラックバック(0) | コメント(4)
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