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パラソル句会

Author:パラソル句会
パラソル句会は、50歳までを対象とした若い世代の句会です。指導は西村和子先生から井出野浩貴さんに引き継がれましたが、変わらず毎月第2土曜日の午後に池袋近辺の会場で句会をしています。また、偶数月はインターネット句会を楽しんでいます。お気軽にお問合せください。

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第3回インターネット句会(2011年7月)
7月のインターネット句会の結果をご報告いたします。
今回は18名参加、句数は168句でした。
先生からは「生き生きした句が多く、楽しかったです」
という言葉をいただき、我々も大満足(!?)でした。

西村和子選
約束の場所まで駆ける梅雨晴れ間       千晴
ひつたくり注意の放送梅雨深し        由佳子
胡瓜もみつつ子の好きな唄歌ひ        佳世子
答案の隅の落書梅雨深し           泉

終了まで時間はあるけれどなすすべの無い答案用紙に落書き、という記憶が蘇りました。
気分も梅雨の底で、早く夏休みにワープしたかったものですが、
「梅雨深し」という言葉が静かに教室を包み込んでいるようで、いいなと思いました。(麻由美)
ナイターの熱気そのまま総武線        利行
白熱したゲームとうまいビール、また明日もがんばろうと帰路につく人々の姿が見えてくる。(桂子)
生ビール運ぶ店主の男前           礼美
日盛りの応援席で寝てをりぬ         茉莉花
ポロシャツの襟を直して送り出す       ゆかり
夕立や退避する手に泥だんご         紀子
草いきれこの道もまた行き止まり       泉

先日、世田谷の住宅街を歩いた時、急いでいたので近道をしたら、失敗しました。
行き止まりが多かったのでした。どの行き止まりも茂った草の熱気がしました。
その時の様子がよみがえって来て、おもしろくて好きな句!と思いました。(茉莉花)
子供部屋構想練って明易し          佳世子
夏の蝶乳房あるかに身を反らし        久美子

蝶が胸を張って見えたということでしょうが、
それを乳房があると感じるのは蝶を女性とみたてたということですね。
素敵な発想だと思いました。(由佳子)
あつけなく掬ひし金魚持て余す        泉
夕立や我が家まであと三十歩         真理子
ギンガムのシャツ膨らませ大南風       茉莉花
白シャツのシミそのままに出世せし      尚子
やまももや父の竹馬武勇伝          麻由美
調律の半音下げて夏の昼           ゆかり
父の日や子が選りて子の好きな物       紀子

わかります。でも、結局それが父の喜びなのかもしれませんね。
幼いお子さんと我が子が可愛くて仕方ないお父さんの姿を思い浮かべました。(尚子)
自転車を連れ帰りたる夕立かな        礼美
蜻蛉の本当に目を回したる          久美子
子の夏やサドルを高くしてやりぬ       尚子
何にでもなれる気がして青嵐         麻由美
雨蛙プロパンボンベに貼り付いて       礼美
腹減つた腹減つたとぞひきがへる       真理子

おもしろいです。そんな風に鳴いているように聞こえたのは、
きっと作者はお腹がすいていたのではないでしょうか?(あき子)
六匹の目高の数をまた数へ          真理子
夏盛んエレキギターの音歪み         泉
がんばった分だけ濡れるハンカチーフ     紀子
椅子持ってきて開けてゐる冷蔵庫       佳世子
夫の恋見届けて来し昼寝覚          久美子
青蔦の中より虫や鳥や人           尚子
図体は大きくなりて汗疹の子         奈津子
青田風一年一組をぬけて           ゆかり

一年一組の教室は、たいてい校舎の一階の端っこ。
その窓から窓へ青田風が吹き抜けていく景色がぱっとうかびました。
学校生活に慣れてきた一年生の子どもたちと青田風がよくあっていると思います。(泉)
上の空ばれてをりけりソーダ水        茉莉花
老僧の自転車ゆくや立葵           ゆかり
日盛を沸騰させてオートバイ         久美子
冷房車降りれば雨の匂ひかな         尚子
昼寝覚時計の針を見間違へ          奈津子
蛍光の色を放ちて花石榴           由佳子
ばた脚の飛沫高々夏の雲           尚子
手をつなぐこともうなくて麦の秋       泉
さくらんぼピアノの音のころがりて    あき子
折り紙のやうにハンカチたたむ子よ    みわ子
白日傘きれいな御辞儀返されて        みわ子


互選ではこんな句が人気でした。

青柿や言葉の遅き子の笑ふ          ゆかり
避暑の午後閉ぢても開くカツサンド      紀子
詰めこむとなぜか安心冷蔵庫         奈津子
妻となり母となりけり黒日傘         礼美

みなさま、お疲れ様でした。
次回は9月です。その頃はもう秋の季語ですね。





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インターネット句会 | 21:19:35 | トラックバック(0) | コメント(11)
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