■プロフィール

パラソル句会

Author:パラソル句会
パラソル句会は、50歳までを対象とした若い世代の句会です。指導は西村和子先生から井出野浩貴さんに引き継がれましたが、変わらず毎月第2土曜日の午後に池袋近辺の会場で句会をしています。また、偶数月はインターネット句会を楽しんでいます。お気軽にお問合せください。

■最新記事
■月別アーカイブ
■カテゴリ
■問合せフォーム

お問合せはここからお願いいたします。また、ご感想などがありましたら、是非お寄せください。

名前:
メール:
件名:
本文:

■最新トラックバック

■検索フォーム

■RSSリンクの表示
■リンク
■QRコード

QR

句会(2017年7月)
久しぶりに東京芸術劇場での句会でした。
2歳の男の子と一緒に参加した方もいて、和やかな句会となりました。

参加者の一句(含欠席投句)
梅雨寒や雀荘失せし学生街      浩貴
摺り足の禅僧止まる半夏生       ひより
汗の子のキッチンちらり見て去りぬ  林檎
浴槽で潜る練習夏旺ん         玲子
病院の窓も賑やか夏祭         味千代
登校のご飯二口麦茶干す       佳世子
青蔦や看板褪せし喫茶店        ゆかり
茅の輪くぐる物知りさうな人に付き   紀子
叱られて涙そのまま昼寝せる      あき子
ピアスして大汗をかくお母さん     礼美
梅雨曇り少女存外声低く        真理子


次回は 8月12日(土)14時~ 
        豊島区男女平等推進センター エポック10 第1研修室
 です。

夏休み中はかえって忙しいかもしれませんが、みなさんの参加をお待ちしています。

スポンサーサイト
句会 | 10:27:02 | トラックバック(0) | コメント(0)
松枝真理子句集『薔薇の芽』を読む④
松枝真理子句集『薔薇の芽』について、永岡ひよりさんが10句選んでくださいました。
どうもありがとうございました。

マフラーを無理矢理巻いて送り出し  真理子
子どもには見えてをりけり蟻の道     〃
春を待つ我が進む道見えてきて     〃
春宵や会ひたき人は会へぬ人      〃
みんみんのみに濁点のついてをり    〃 
香水瓶飾るや夫の知らぬ恋        〃
頑張らぬことが秘訣よ草だんご      〃
落葉踏む物足りなくて蹴つてみる     〃
退屈なやつ霜柱踏まぬとは        〃

踏青や手をつなぐことなくなりて      〃

子どもが幼い頃は、手をつないで歩き、走り、たまに手を引かれて「ママ!早く来て!」と言われていたかもしれない。
いろいろな命が煌めく野原などで一緒に遊んだ日々は遠く、子が成長した今、手をつなぐことすらなくなってしまった。
寂しい気持ちが無い訳では無いと思うが、素敵な想い出として息づき、成長した子を応援している気持ちが垣間見えるようだ。
寂しげでもあり、でも爽やかな晴れ晴れとした気持ちが混ざっている、これからは〇〇ちゃんのママではなく、名前で呼ばれる人生があるだろう。

松枝真理子句集『薔薇の芽』 | 16:56:06 | トラックバック(0) | コメント(0)
今週の土曜日、句会です!
7月になりました。
梅雨明けはまだだというのに、東京では猛暑。
この先の暑さが思いやられます。

さて、次回の句会は
7月8日(土)14時~ 東京芸術劇場5階 ミーティングルーム2 です。
会場を間違えないように注意してください。
欠席投句も受け付けています。

お知らせ | 23:45:29 | トラックバック(0) | コメント(0)
第38回インターネット句会の特選句について
今回の特選句の鑑賞は冨士原志奈さんが書いてくださいました。
どうもありがとうございました。

利かん気のどんどん帰る夕立かな   礼美
利かん気の子供たちは、「もう帰る時間よ」などと親に言われても、
なかなか言う事を聞かずに、まだまだ遊ぼうとするのでしょう。
ところが、あっという間に空が黒くなり、激しい雷雨となる天気の急変ぶりに
さすがの利かん気の子供たちもどんどん帰らざるを得ない状況。
夕立の激しさが引き立つ一句です。

螢火の瞬くたびに遠くなる       泉
螢を捕まえようとしても、すーっと逃げてしまうため、
瞬くたびに遠くなるというのは実景なのでしょう。
しかし、螢は恋を連想させ、また、螢に人生のはかなさを重ねて多くの句が詠まれてきました。
この句も、螢に恋を重ねて読むと、昔の恋を思い出して切なくなりますし、
人生のはかなさを重ねると、亡くなった親族や友人の顔がすうーっと遠くなるようです。
読み手の想像をかきたてる句ですね。

遠足の列の後ろがこぼれがち      あき子
これは本当に楽しい句ですね。
私は、遠足のときには最後尾が好きで、
列の後ろでこぼれがちに友達と歩き、よく先生に急かされました。
子供心のあふれた、明るい一句です。

うぐひすの出だしばかりを歌ひをり   麗加 
この鶯は、まだ練習途中なのでしょうか。
春になったばかりの頃は、「ホーホケキョ」ときれいに啼けない鶯が多いですよね。
「うぐひす」いえば、鳴き声の美しさが詠まれますが、
そのためには啼き始めの頃の練習が活きているのかもしれません。
鳴き声の美しい鶯だからこその一句。

炎天や何度も探す現在地        泉
私達は、地図で目的地を確認するときに、必ず現在地を確認しますよね。
作者は、炎天の中、目的の場所へ向かおうとして、
途中、途中にある、道案内の地図を見ては、「現在地」という表示を探しているのかもしれません。
本来、「目的地」はどこだろうと探すのに、「現在地」が分からなければ、目的地へたどり着けない。
そのために「目的地」を探す、というレトリックが面白いです。
また、この句も、私達がふと見失いそうな、人生の中での「現在地」を何度も探している、
と読んでもおもしろいかもしれませんね。
この読み方をすると、「炎天」のように人生で厳しいときほど「現在地」を探すともいえ、
深い句意と思いました。



インターネット句会 | 06:35:35 | トラックバック(0) | コメント(0)
第38回インターネット句会(2017年6月)
今月のインターネット句会の結果をお知らせします。
投句者15名、125句と少なめでしたが、なかなかの佳句が出そろいました。

井出野浩貴選
特選句

利かん気のどんどん帰る夕立かな   礼美
螢火の瞬くたびに遠くなる       泉
遠足の列の後ろがこぼれがち      あき子
うぐひすの出だしばかりを歌ひをり   麗加 
炎天や何度も探す現在地        泉
入選句
緑陰をふいと飛び出す鴉かな      林檎
夕立あと路地にチョークの文字残り  礼美   
黒髪のほのかに蒼む梅雨入かな    香奈子

湿度が高くなる梅雨に、黒髪の湿っぽい匂いと、艶に反射する青紫色の花も見えるようです。(ひより)    
蔦茂るカラオケパブの古庇       林檎
ハンモック吊られ学生寮の庭      麻美
アルトサックス音色ひときは街薄暑  真理子
夏蝶や墓碑銘のまだ新しく        志奈
追ひかけて追ひかけらるるプールかな 礼美
えごの花時計の針の動かざる      志奈

えごが可憐な花を咲かせる初夏、ふいに止まってしまった時計。
初夏の静かなひと時が風景画のように浮かびました。(香奈子)
緑陰やシャッター切れば欠伸して    林檎
水門へ水まつすぐに青芒         栄子
辻褄の合はぬ話やソーダ水       志奈

ソーダ水を飲みながらじっと聴き入っている話。
でもアルコールではないので、やはりどこか冷静に聴いてしまっていると、
なんだか辻褄の合わない話だな…とは、作者の心の声。(依子)
一切の音吸ひこんで夜の新樹      泉
ハンモック置き所なき両の腕       麻美
叱る声路地に洩れくる薄暑かな      真理子    
客降ろす車夫の額に汗しとど      志奈
芋虫の渡る湾岸道路かな        ゆかり
母の日を忘れてゐてもいいんだよ   ひより
最後には取り繕へず心太         志奈
はいとしか言はぬ生徒の玉の汗     麻美

クラブ活動中の生徒が、指導者の言葉を真剣なまなざしで聞いている様子を想像した。
「はいとしか言はぬ」、まだ中学生くらいの年頃だろうか。
玉の汗から、生徒の真剣さが痛々しいまでに伝わってきて、胸を突かれた。(麗加)
日焼け子の納得行かぬ目つきかな   礼美

互選で人気のあった句です。
旋律のやうな文体若葉雨        泉
母の日や似顔絵の我朗らかに     麗加
ハンモック吊られ学生寮の庭     麻美
遠足の列のくの字に坂のぼる     あき子


次回は8月ですので、よろしくお願いいたします。

インターネット句会 | 10:31:44 | トラックバック(0) | コメント(0)
次のページ

FC2Ad